訪問販売による被害や、営業停止を受ける業者が報道されているのをしばしば見かけます。
きっとこの記事を読んでいる方も、訪問営業を受けたことがあるがあるのではないでしょうか。
いいイメージが少ない訪問販売ですが、この営業方法がなくなることはあるのでしょうか。
そこで本記事では、訪問販売がなくなるのかについて考察しています!
訪問販売はなくなるのか?

結論:まだなくなることはない
まず結論から言うと、訪問販売はまだなくならないと思います。
その理由は以下の3つです。
- 市場規模が大きい
- 契約する人がやっぱり居る
- 訪問販売そのものが悪いものではない

市場規模は1兆円を超えている
【訪問販売がまだなくならない理由1つ目】
それは、市場規模の大きさです。
公益社団法人日本訪問販売協会の業界売上高の推移データによると
令和2年の業界売り上げ高は1兆5,683億円と、かなり大きな市場であることが分かると思います。
ただ、平成3年~平成12までは3兆円を超える市場規模があったことから、全盛期から衰退してきているのも事実。
時代の流れで、これからさらに市場規模は縮小していきそうではありますね。
契約する人がたくさんいる
【訪問販売がまだなくならない理由2つ目】
前にお話しをした内容にかぶりますが、市場規模が大幅に減少しているとは言え、1兆円を超えていることから
多くの人が訪問販売から、商品の購入、申し込みをしていることがわかります。
企業が存続するためには、やっぱり売り上げがなければいけません。
訪問販売は昔から売れる営業方法として様々な企業で採用されているものです。
少なくとも売り上げが取れている営業手法を、そう簡単に手放すのは難しいでしょう。
営業テクニックも日々研究され、契約してもらうための技術が向上している
訪問販売そのものが悪いわけではない
【訪問販売がまだなくならない最後の理由】
あまり訪問販売に対していいイメージがないという人は多いかと思います。
しかし、大前提として、訪問販売そのものが悪いものではないということです。
もともと、いい商品を広くいろんな人に知ってもらって購入してもらう、というのがこの手法の目的だと思います。
ただ、まっとうに営業している業者と悪質業者の見分けが難しいのが現状。
なので、完全に訪問販売を廃止することは難しいのではないでしょうか。
訪問販売による被害は他人事じゃない!

訪問販売の相談件数が減らない!?(例:リフォーム工事)
訪問販売によるリフォーム工事に関する相談
年度 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
相談件数 | 7,223 | 8,001 | 8,780 | 6,774 (前年同期5,876) |
引用元:独立行政法人国民生活センター
特に相談が多いのはリフォーム工事に関するもの。
国民生活センターが公表しているデータからも、相談件数は減るどころか、年々増加していることがわかりますね。
そこで、消費者である私たちは、訪問販売がなくなることを期待するのではなく
被害にあわない対策を身に着けることが大切です!
それでは、具体的にどんな人が営業のターゲットになっているんでしょうか。
ネットで情報収集できない人がターゲットに?
今はインターネットが普及し、有益な情報が簡単に手に入るようになりました。
ほとんどの人は何か物を買おうと思ったら、まずネットで情報を調べると思います。
だから、営業マンが商品をプレゼンしようと訪問しても

「あなたの言っていることが正しいか調べてみてから判断します」
と、検討することができます。
でも、情報収集の習慣がない人は、営業マンからすると売り込みやすいお客さんになってしまうことも。
まとめ
ここまで、訪問販売がなくなることは今のところ無いというお話をしてきました。
特にターゲットになりやすいのはネットが苦手な情報収取力の低い人。
しかし、相手は営業のプロです!
「自分はネットが使えるから大丈夫!」と思って油断をしないようにしましょう。
相手はプロですから、こちらもそれ相応の対策をする必要がありあります。
別記事では、訪問販売の営業を断る方法について解説しているので、合わせてご覧ください!
それぞれの詳細は、ここからお話していきますね!