外壁塗装の見積もりを依頼すると、業者から「現地調査に行かせてほしい」と言われます。
現地調査は外壁の診断や施工面積の測定などを行います。
実は、この現地調査では業者の質を見極める絶好のチャンスです。
そこでこの記事では、外壁塗装における現地調査の必要性と業者を見極めるポイントを徹底解説します!

しかちゃん
当サイトは元外壁塗装の営業マンが外壁塗装で失敗・後悔した人をたくさん見てきた経験から「後悔しない外壁塗装」のノウハウを発信しています!
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外壁塗装の現地調査で業者は何をしている?

現場調査では見積書の作成や施工プランを考えるために建物の状態チェックと施主へのヒアリングを行います。
その他にも、施工するための立地条件の確認や足場の立て方、資材置き場などの計画を立てます。
この事前調査・現地調査を入念に行う事で適正な見積もりを作成し、提案するすることができるので、適当に済ませることはできません。
それでは外壁塗装の業者は現地調査で実際にどんなこと見ているのか詳しく見ていきましょう!
劣化の度合いチェック

まず現地調査は外壁や屋根がどれだけ劣化しているか確認します。
外壁
屋根
上記の項目は具体的にどんな処置が必要になるか施工プランを練るために「見る・触れる・音を聞く」の3つの方法で調査します。
また、屋根は梯子を掛けて覗き見たり、ドローンを使用し上空撮影で劣化状況を確認します。
屋根の調査時は直接屋根に乗ると瓦材が割れていしまう可能性があるので、業者が信頼できそうかわかるまでは登らせないようにしましょう!
塗装面積の測定
外壁・屋根の塗装面積は「壁面の総面積-開口部(窓や玄関など塗装しない部分)」で算出できます。
家は一軒一軒建てられ方が違うので、建物をスケッチし、メジャーやレーザー測定器を使って丁寧に測定します。
もし図面(立面図)がある場合は、より正確に面積を算出できるので調査員に見せてあげるとよいでしょう。
測定が雑にされている場合、開口部分を差し引かずに壁面の総面積で見積もりを作成されてしまうこともあります。

相見積もりをして総面積の表記に差がないかは要チェックです!
付帯部の材質・数量の確認
現地調査では、庇・シャッター・雨戸など外壁以外の塗装可能な付帯部の確認もします。
金属やプラスチックなど素材によって使用する塗料の種類が変わるので、適切な塗料選びをするために一つ一つ調べる必要があります。

意外と細かな塗料の使い分けがされいるんです!
外壁塗装の業者の質を現地調査で見極めるポイント

現地調査には業者の質を見極めるために可能な限り業者と立ち会うことをおすすめします。
また、調査に立ち会う際は以下のことを確認しておきましょう!

調査員とのコミュニケーションの中で要望を伝えることもできます!
それでは具体的なチェックポイントを見ていきましょう。
現地調査に来た塗装業者の態度
外壁塗装は施主と業者の密なやり取りが必要になるので、良好な関係が築けるかが大切なポイントです。
「こんなはずじゃなかった」というトラブルを避けるためにも、しっかりコミュニケーションをとりましょう。
現地調査では意見のすり合わせや共通の認識を持つことための場でもあります。
お客様の立場にたった提案や、塗装プラン、お困りごとや要望を寄り添った態度で答えてくれる業者を選ぶようにしましょう。
現地調査にかかる時間
築年数や建物の大きさもよりますが、現地調査には必ず1時間ほど時間がかかります。
10分程度で調査を終えてしまう業者は十分注意しましょう。
短時間で調査が終わっている場合は、正確に測定していなかったり、補修箇所を見逃がしている可能性があります。
見積金額や施工プランがこの調査で決まるので、適当に見られてしまってはたまりません。
調査員が資格を持っているか
現地調査にはベテランの職人が来ることもあれば、新人の営業マンが来る可能性があります。
しかし、調査員の信頼度を見た目で判断するのはNGです。
例えば、ベテランに見えても間違った知識を覚えていたり、新人に見えても正しい知識を身に着けている有資格者かもしれません。
そのため、調査員に以下のような資格を持っているか聞いてみることをおすすめします。

資格を持っている場合は証明書を提示してもらったり、名刺に記載をされているか確認しましょう!
現地調査の前にしておきたい事前準備

外壁塗装の現地調査の前には下記のことを準備しておきましょう。
調査は見積書を作成するための打ち合わせの場にもなるので、外壁塗装で叶えたい希望や要望は事前にまとめておき、調査員に伝える必要があります。
図面・仕様書の準備
現地調査に必ず図面と仕様書が必要というわけではありません。
しかし、図面・仕様書は建物の大きさや下地の材質、前回の塗装情報が読み取れるので、可能な限り業者に提出してあげましょう。
特に仕様書は正しい工法で工事をするために、使用可能な塗料の選定や施工プランのヒントになります。

コピーを準備して渡せるようにしておくとより良いでしょう!
要望をまとめる
現地調査の時に下記の内容を伝えられるようにあらかじめまとめておきましょう。
塗装業者はお客さんの要望やお悩みを考慮したうえでどんな施工が最適かを考えます。
そのため、具体的に考えをまとめておくことをおすすめします。
見積書をもらってから要望を伝えると、見積書の作り直しや施工プランの練り直しが必要になり、時間がかかってしまうので現地調査の時に伝えるようにしましょう。
質問をまとめる
外壁塗に関する質問はもちろんですが、業者の質を見極めるための質問もいくつか用意しておくことをおすすめします。
この時、質問に対して難しい専門用語を使わずに分かりやすく回答してくれるかなども要チェックです。
おまけ:自分で外壁塗装の現地調査ができる便利道具

実際にもらった見積書に記載されている内容が正しいか不安な場合は自分でも測定・調査をしてみましょう。

自分で測定や診断をする際に持っていると便利な調査グッズをご紹介します!
レーザー測定器
メジャーでは長さが足りなかったり、正確性に欠けてしまいます。
屋根までの高さを図る必要もあるのでレーザー測定器を使うと便利です。
DIYをする人は一台持っておくと何かと便利なので、一つ持っておくと何かと役立ちます。
クラックスケール
プロも使用するひび割れ(クラック)の大きさを測定するメジャーです。
0.3mm以内はヘアークラック・0.3mm以上は構造クラックと呼ばれ、構造クラックの場合シーリングでの補修が必要になります。
打診棒
外壁をたたいて、浮いている箇所がないか確認をする道具です。
手が届かない高いところも調べることができるので、外壁をくまなく調査することができます。
もし外壁が浮いている箇所があれば軽い音になります。
外壁塗装の現場調査のまとめ
現地調査は以下のことのために欠かせません。
これらのことを実現するためには可能な限り現地調査に立ち会うのが理想です。
基本的に現地調査は無料でしてもらえるので、複数社に見積もりを依頼してしっかり比較をしましょう!