外壁塗装の相場価格は想像つきづらいですよね。
塗料の種類や施工面積によって大幅に金額が異なるので、どうしてもピンとこないという方は多いのではないでしょか。
そこでこの記事では、外壁塗装の工事項目を単価単位で詳しく分解して解説します。
また、あなたの家の外壁塗装にかかる相場価格が、簡単にわかるシミュレーターも用意したのでぜひ活用してみてください!

しかちゃん
当サイトは元外壁塗装の営業マンが外壁塗装で失敗・後悔した人をたくさん見てきた経験から「後悔しない外壁塗装」のノウハウを発信しています!
トップページでは、初めて塗装工事をする方が迷わずに段取りができるように、ステップ形式でまとめています!
これから外壁塗装をしようと考えている人は必ず相見積もりをしましょう!
高品質・低価格な最適プランで工事をするためには3~4社の比較が必須です。

でも、相見積もりは手間がかかって大変…。

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外壁塗装の相場価格はいくら?

一般的な戸建て住宅の外壁塗装の相場価格は、大まかに100万円から200万円程度と言われています。
ただし、外壁の材質や状態、塗料の種類や厚み、作業内容、地域などによって価格は大きく変動します。
しかし、これでは相場価格といっても幅が広すぎてあまり参考にならないと思います。
そこで、次の章では細かく条件設定ができるシミュレーターを用意しました。
シミュレーターを使って自宅に一番近い条件の相場価格をチェックしてみましょう!
外壁塗装の相場価格シミュレーター
すでに外壁塗装の見積書をもらっている場合は、見積書に記載されている外壁と屋根の面積をシミュレーターに入力して比較してみましょう!
計算結果は、足場代・高圧洗浄・付帯部塗装など、一般的な塗装工事に必要な項目を含めた総額になっています。
このシミュレーションは、中間マージンが発生する業者と発生しない業者の両方を含めた相場価格を算出しています。
そのため、中間マージンがかからない業者で外壁塗装をする場合は、算出された価格より安く工事ができるかもしれません。

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外壁・屋根の面積の一覧表
業者にまだ見積もりの依頼前の人は、自宅の塗装面積がわからないと思います。
その場合は、おおよそにはなりますが坪数を参考に計算してみましょう。

ちなみに一般的には30坪~35坪の住宅が多いです。
坪数 | 外壁の面積 | 屋根の面積 |
---|---|---|
20坪 | 約80㎡ | 40㎡ |
25坪 | 約100㎡ | 50㎡ |
30坪 | 約120㎡ | 60㎡ |
35坪 | 約140㎡ | 70㎡ |
40坪 | 約160㎡ | 80㎡ |
45坪 | 約180㎡ | 80㎡ |
50坪 | 約200㎡ | 100㎡ |
2022年から塗料メーカーによる値上げラッシュ
最近では、原油価格の上昇や輸送コストの高騰などが原因で、塗料の原材料価格が上昇しています。
また、塗料を製造するための原材料を運搬するコストも高まっています。
このため、塗料メーカーは高いものでは20%の価格上昇を余儀なくされ、それが外壁塗装の価格に反映されることも少なくありません。
結果的に、消費者にとっては塗装費用が高くなることになります。
そのため、これまでの外壁塗装の相場価格から数万円ほど高くなる可能性があります。
値上げがこれからも続きそうな状況なので、安く外壁塗装をするためには、さまざまな対策が必要です。
外壁塗装の項目ごとの相場価格

外壁塗装には様々な項目があり、それぞれに相場価格が存在します。
この章では、外壁塗装の項目ごとに、一般的な相場価格とその理由について解説します。
外壁塗装の塗料ごとの相場価格

外壁塗装には一般的にシリコン・ラジカル・フッ素・無機・遮熱の塗料が使用されます。
1㎡あたりの相場価格は以下の表を参考にしてください。
外壁/グレード | 耐用年数 | 施工平米単価(相場) |
---|---|---|
アクリル | 3~5年 | 1,000~1,800円/㎡ |
ウレタン | 5~7年 | 1,500~2,000円/㎡ |
シリコン | 7~15年 | 2,500~3,500円/㎡ |
遮熱シリコン | 12~17年 | 3,000~3,700円/㎡ |
フッ素 | 12~20年 | 3,000~5,000円/㎡ |
遮熱フッ素 | 17~23年 | 4,200~4,700円/㎡ |
無機 | 20~25年 | 4,500~5,500円/㎡ |
屋根/グレード | 耐用年数 | 施工平米単価(相場) |
---|---|---|
シリコン | 7~10年 | 1,700~2,000円/㎡ |
遮熱シリコン | 10~12年 | 2,500~2,900円/㎡ |
フッ素 | 10~13年 | 3,500~4,000円/㎡ |
遮熱フッ素 | 13~15年 | 4,200~4,500円/㎡ |
無機 | 15~17年 | 4,700~5,000円/㎡ |
塗料選びのワンポイントアドバイス!
外壁と屋根に使用する塗料の組み合わせは、同じグレードか屋根を1グレード上の塗料を選びましょう。

屋根は外壁より紫外線や雨による影響が強いのでグレードを上げるのがおすすめです!
外壁:屋根
外壁塗装の足場の相場価格

昔は木の足場を使う現場もありましたが、現在は鉄のくさび式足場(くさび緊結式足場・ビケ足場)が主流です。
一般住宅で使用される足場の相場価格は以下の表をご覧ください。
足場項目 | 1㎡あたり |
---|---|
仮設足場 | 800~1000円/㎡ |
メッシュシート | 100~300円/㎡ |
高圧洗浄の相場価格

外壁塗装は初めにチョーキングの粉や汚れをきれいに洗い流します。
通常は普通のただの水を使用しますが、カビやコケが激しい場合は薬品を用いた高圧洗浄を行う場合があります。
洗浄の種類 | 1㎡あたり |
---|---|
通常の高圧洗浄 | 200~300円/㎡ |
薬品(バイオ)洗浄 | 500~800円/㎡ |
養生の相場価格

家財や塗装をしない箇所に塗料が付着しないように、カバーをします。
近隣住宅の車に塗料つかないようなカバーなども行います。
種別 | 1㎡あたり |
---|---|
養生 | 200~400円 |
コーキング(シーリング)の相場価格

コーキング(シーリング)は外壁の種類や施工箇所、塗料によって使用すものや工法が変わります。
- ボードの継ぎ目は基本的にすべて打ち替え
- モルタルより施工mが多いので少し高くなる
- 目地(外壁の溝)は1回目のメンテナンス時は増し打ち、2回目のメンテナンス時は打ち替え

窓周りは基本的に増し打ちです。
ウレタンor変成シリコンの場合 | 1mあたり |
---|---|
増し打ち | 600~700円/m |
打ち替え | 700~1000円/m |

無機塗料のような耐用年数が長い塗装を使う場合は「オートンイクシード」という耐用年数の長いコーキングがおすすめです!
オートンイクシードの場合 | 1mあたり |
---|---|
増し打ち | 900~1200円/m |
打ち替え | 1200~1500円/m |
付帯塗装の相場価格

外壁塗装をする際は同時に付帯部分の塗装をするのが一般的です。
鉄部はさび、雨どいは割れ防止のために塗装をしましょう。
雨どい、雨戸、など | 1軒あたり |
---|---|
付帯塗装 | 15万~30万円 |

付帯部塗装の細かい相場価格は以下を参考にしてください!
付帯部の項目 | 単価 |
---|---|
軒天 | 1200~1500円/㎡ |
破風板 | 600~800円/m |
鼻隠し | 600~800円/m |
霧よけ(庇) | 2000~2200円/m |
雨どい | 800~1200円/m |
笠木 | 600~800円/m |
水切り | 200~300/m |
換気フード | 500~700円/個 |
雨戸 | 2500~4000円/枚(大きさによる) |
戸袋 | 2500~3000円/枚 |
手すり | 1000~3000円/m |
シャッター | 1500~1700円/㎡ |
化粧胴差(幕板) | 650~800円/m |
諸経費(処分費)の相場価格

塗装工事で出た塗料のあまりや、塗料缶などのごみは産業廃棄物となります。
そのため適正な処分をするためには費用が発生します。

あまった塗料の他現場への使いまわしはNGなので廃棄になります。
産業廃棄物、資材運搬費など | 1軒あたり |
---|---|
諸経費 | 1万円~3万円 |
外壁塗装の見積もりが相場価格より高い場合の原因

外壁塗装の見積もりが相場価格より高い場合、その原因は業者の選定ミスや工程の不備などさまざまです。
この章では、見積もりが高くなる原因とその対策について解説します。
正しい見積もりを受けるためにも、注意点を押さえておきましょう。
業者側による要因

外壁塗装の費用が相場より高い場合、業者側の思惑が隠されている可能性があります。

それでは業者の思惑を覗いてみましょう!
中間マージンがかかっている
外壁塗装を行う業者は主に「ハウスメーカー」「工務店」「塗装専門業者」の3種類があります。
その中で、ハウスメーカーと工務店には中間マージン(手数料)が発生しています。

一番安いのは塗装専門業者です!
値引きパフォーマンスのため
外壁塗装の訪問販売などで、初めに高く見積もっておいてから大幅に値引きをして安く感じさせる営業手法がよく用いられます。
キャンペーントーク
理由付けトーク

値引きされたとしても、相場価格になるかそれより高いことがほとんどです。
とにかく儲けたい悪質業者
一番注意しなければいけないの悪質業者による詐欺です。
悪質業者はあらゆる手を使って契約を迫ってきます。
もし、押し切られて契約してしまった場合はすぐさまクーリングオフをしましょう。
状況によっては、クーリングオフの適用期間である8日間を過ぎた場合でも適用できる可能性があります。
住宅の条件による要因

相場価格より外壁塗装の費用が高くなる理由として、建物の条件が関係している可能性も考えられます。
劣化が激しい
外壁塗装は築10年ほどで行う必要があります。
しかし、適切なメンテナンスのタイミングを逃し、ひどく劣化が進んでしまっている場合は工程や手間が増える分、費用がかさみます。

外壁塗装はタイミングが大事です!
屋根が急こう配
外壁と一緒に屋根も塗装する方は多いのではないでしょうか。
屋根は傾斜(こう配)があるため、危険な作業場所になります。
そのため、もし屋根のこう配がきつい場合は「屋根足場」という追加の足場を設置します。
業者によりますが、その追加費用は3万円~7万円ほど必要になります。
施工面積が大きい
単純に施工面積が大きくなればなるほど費用は高くなります。

ちなみに、相場の大きさとしてよく挙げられるのは、2階建て外壁120~150㎡、屋根50~70㎡です。
色を多く使う
せっかく外壁塗装をするなら、おしゃれで好みの配色にしたいという方も多いと思います。
外壁の塗分けが2色程度であれば、同じ金額で施工してくれる業者もあります。
しかし、3色以上の塗分けをする場合は少し費用が高くなります。

特に、塗料は1缶単位で仕入れるので、少量しか使わない場合でも1缶分の仕入れ費用が発生します。
外壁塗装を相場価格より安くする方法

外壁塗装は相場価格から大きく外れるのは品質にかかわるので、安すぎはおすすめしません。
でも、できることなら相場価格より安きくしたいものですよね。
そこでこの章では品質下げずに費用を安くする方法を解説します。
塗装専門業者に依頼する
相場価格より高くなる理由のところでも触れましたが、ハウスメーカーや工務店に依頼すると中間マージンが発生してしまいます。
それに対して、塗装専門業者は受付から施工まで自社で完結するため、無駄な仲介手数料は発生しません。
実際の工事の品質はほとんど変わらないので、塗装専門業者を選ぶのが一番お得です!

無駄な手数料はかけたくないですね!
相見積もりをする
地元地域で安く外壁塗装ができる業者を探すためにも、複数の業者を比較しましょう。
同じグレードの塗料で提案されたとしても、金額が大きく異なることがあります。
特に、訪問販売で見積もりをもらった場合は即決せずにほかの業者と比較したうえで業者を選ぶようにしましょう。

1社だけを見て決めるのはNGです!
助成金を申請する
外壁塗装は自治体から助成金を受け取れる可能性があります。
助成金は申請期日や、予算額が決められているため、外壁塗装をすることが決まったら早めに申請をしましょう。
申請条件や必要書類は各自治体によて違うのでお住いの地域のホームページを必ず確認してください。

各自治体のホームページで「リフォーム」と検索すると助成金情報が見つかりやすいですよ!
火災保険を活用する
火災保険は被害を受けてから3年以内が対象になります。
自分では気づいていないような場所に欠損があったり、劣化だと思っていたものが実は火災保険の対象だったということがあります。
素人では判断が難しいものなので、調査業者に見てもらいましょう!

屋根は台風などの被害が意外と多いです!
値引き交渉をしてみる
実は外壁塗装の値引き交渉に応じてくれる業者は多くいます。
しかし、品質低下やトラブルを招くような大幅値引きをする業者には要注意です。
値引き交渉は慎重に行うようにしましょう。
外壁塗装の相場価格より安くて質のいい業者の特徴

外壁塗装の品質は、業者の質に大きく左右されます。
たとえ全く同じ塗料を使用していたとしても、下地処理や工法によって耐用年数や仕上がりが変わります。
より良い外壁塗装をするためには、金額だけではなく、業者の質もしっかりチェックしましょう。

それぞれチェックするべきポイントを見てみましょう!
施工実績実績が多い
相見積もりをするときに、施工実績数を確認しておきましょう。
施工数は、どれだけ多くの人から支持されているかの指標になります。
また、実績数が多い業者はその地域で長く営業を続けられているので、施工後の定期メンテナンスやアフターフォローがしっかり受けられます。

施工実績数は業者のホームページに記載されている場合もあります。
現地調査が丁寧
外壁塗装の見積もりをする際は、必ず現地調査で劣化状況と施工箇所の計測を行います。
適切な施工方法と見積金額を算出するためには、現地調査に約1時間ほどかかります。
それが30分もかからず終わってしまうような業者には注意しましょう。

丁寧な業者は、劣化状況や施工方法をまとめた報告書を作成してくれます!
資格を取得している
外壁塗装は資格がなくても営業することができます。
そのため、中には間違った知識で工事をしてしまう業者も少なくはありません。
資格は、正しい知識と技術を持ち合わせている証拠となるので、現地調査の際に業者に証明書の提示をしてもらいましょう。

ベテランそうに見えても見た目だけで信頼しないでください!
見積書が詳細に記載されている
見積書は㎡数や単価はもちろんですが、塗料名や下塗りと上塗りの塗装回数など工法もしっかり記載されているか確認しましょう。
一軒分の見積書だけで3~4ページほどになることはよくあります。
逆に、1枚の見積書で「塗装工事 一式」と書かれたような見積書は、詳細が書かれていないため手抜きや不正があっても言い逃れされてしまうのでNGです。

見積書は「マニュフェスト」のようなものです!
工事の進捗写真を撮ってくれる
外壁塗装が始まっても、ずっと現場を見張ってなんていられません。
そのため優良業者は、工程を省いていないか、使用する塗料缶が正しい数量で搬入されているかなどを証拠として写真を残してくれます。
工事完了後には写真をアルバムにまとめてもらい、工事後も保管しておくようにしましょう。

契約する前に必ず写真を撮ってくれるのか確認しておきましょう!
保障とアフターフォローが充実している
外壁塗装は施工不良があると、塗膜がはがれてきたり急激な色褪せが起きることがあります。
そんな時のための保証がしっかり約束されているかは非常に重要です。
この時、口約束ではなく「保証書」を発行してくれる業者を選びましょう。
また、工事後も外壁に異常がないか定期的に調査をいてくれるといった、アフターサービスもあると安心です。

業者が保証を約束できるように「瑕疵保険」に加入しているかも要チェックです!
外壁塗装の相場価格のまとめ
外壁塗装はシミュレーターを使って自宅に一番近い条件の相場価格をチェックしましょう!
もし、すでに見積書をもらっている場合は細かい項目ごとに相場単価を確認してみてください。
また、外壁塗装は価格だけではなく品質も重要です。
そのためにも優良業者の特徴を把握しておきましょう!
中間マージンがない優良業者に外壁塗装を依頼したい場合は、外壁塗装パートナーズ
で相見積もりをするのがおすすめです!