- 外壁塗装の見積もりってどれくらい時間がかかる?
- スケジュールを考えるために目安時間が知りたい。
- 見積もりが早すぎるけどしっかり見てくれているの?
外壁塗装の見積もりにはある程度時間がかかるものです。
しかし、雑な業者だと其の場で概算で提出したり、2~3週間たっても見積書がもらえなかったりします。
この記事では、適正な見積もり書を作るためにかかる時間と、実際の見積もりスケジュールを紹介します。
この記事を読むと、業者の見積もりが適正に作られているか判断することができます。
これから外壁塗装をしようと考えている人は必ず相見積もりをしましょう!
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読み飛ばせるもくじ
外壁塗装の見積もり時間はトータル1週間
- 現地調査1時間~2時間
- 作成1日~1週間
- 説明1~2時間
- 見積書の有効期限1~2カ月
業者から外壁塗装の見積書が手に入るのは、現地調査から1週間以内が目安になります。
最短でも現地調査後から数時間後。
ただ、補修箇所や外壁塗装以外の工事が必要な場合は1週間ほど時間が必要になります。
現地調査の直後、その場で見積書が出てきたり、2~3週間待っても見積書が出てこない場合は
手抜きや調査不足、後回しにされているなどの可能性があるので、きっぱり候補から外してしまいましょう。
高品質・低価格な外壁塗装をするためには必ず相見積もりをしましょう!
現地調査の時間
- 測定30分
- 劣化診断20分
- ヒアリング15分
外壁塗装の見積もりを業者に依頼すると、必ず実際の家の状況を把握するために現地調査を行います。
測定30分~40分
中には、現場を見ずに電話越しで状況を聞いて金額を提示したり
グーグルマップなどを見て、概算の見積もりを提出する業者もいますが、それはあまりにも雑すぎます。
見積もりを出すためには正確に塗装面積を割り出すために測定をしたり
シーリング(コーキング)の合計数を調査したりと、計測作業だけでも30分程はかかります。
劣化診断20分
劣化箇所がないか建物の全体を調査します。
屋根も一緒に見る場合は、ドローンなどを使って上空撮影も行うこともあります。
丁寧かつ見逃しなく調査をするためには短くても20分は必要になります。
ヒアリング15分
お客様のご要望や気になる箇所のヒアリングに15分程。
そうこうしている間に1時間はあっという間過ぎてしまいます。
ベランダ防水をする場合や、塗装以外の工事も一緒に依頼する場合は、2時間ほどかかることもざらにあります。
調査時間が短い場合は注意!
すべての調査が30分もかからずに終わってしまうようであれば、しっかり測定や劣化診断がされていない可能性があります。
もし調査員が資格を持っていたり、ベテランの風格があって信頼できそうでも、短時間で調査を終えた場合は要注意です。
外壁塗装の見積書の作成は1週間以内
- 単純な塗装であれば1日~3日
- 塗装以外にも工事が必要なら1週間程度
見積書と提案書を作成
現地調査が完了したら実際に見積書を作成します。
塗装だけの工事であれば最短1日で作成が可能です。
しかし、業者によっては見積書だけではなく、現状を写真や文章にまとめた報告書を作成してくれたり、工事のプラン提案書を作成してくれるところもあります。
人気な塗装屋さんだと一度にたくさんお客さんを相手にしている可能性があるので、3日ほどかかってしまう場合がありますが
それはむしろ丁寧に対応してくれていることなので気長に待ってあげてください。
また、現地調査で劣化が著しく左官工事や板金工事が必要だったり、一緒にベランダ防水の工事をする場合は
関係業者と連絡を取ったり、施工プランを練るために1週間ほど時間が必要になるケースがあります。
社内だけで完結するものは3日程度。
社外の業者にも協力してもらう必要がある場合は1週間ぐらいというのが大体の目安になります。

社内で完結できる工事だったとしても、現地調査をしてその場で見積書を作成するのは基本的には無理です。もしその場でもらった場合「一式」の表示になっていたり大雑把なテンプレートで作られている可能性が高いのでご注意を!
2~3週間かかっている業者は検討からはずそう
逆に2週間~3週間待っても見積もりがもらえない場合は「忘れられている」又は、「二の次」にされている可能性があります。
早く出してもらうように催促するのもよいですが、そういった業者はいつまでたっても工事が始められなかったり、いざ始まってもずさんな工事をしたり
期間内に工事を終わらせられずにズルズル工期が伸びたりすることも…。
いつまでたっても見積もりがもらえない場合は、きっぱりと切り替えて別の業者にあたるようにしましょう。
外壁塗装の見積もりの内容説明は短くても1時間
- 現情報告と処置の説明15~20分
- 施工プランの説明40~50分
- 保証期間とアフターメンテナンスの説明10~15分
現状報告と施工プラン
見積書が完成し、あなたの手元に届いたら工事の内容の説明を受けることになります。
中には「金額だけ分かればそれでいい」と思っている方もいるかもしれませんが、できるだけ説明はしっかり受けられることをおすすめします。
説明内容は建物がどれだけ劣化しているかの「現状報告」と補修箇所に対する具体的な「処置方法と施工プラン」の大きく二つになります。
現状報告と処置の説明は、お医者さんが患者さんに治療方法の説明をしているようなものだと思てください。
この時どれだけ具体的に説明してもらえるかで、現地調査時にしっかり見てもらえているかどうかがわかります。
次に施工プランですが、見積書は基本的に3~5種類ほど作成されるのでそれぞれの違いについて説明を受けます。
たいてい違いは、塗料のグレード、塗料メーカーになります。
どんなメーカーのものを使うのか、塗料の性能や耐用年などしっかり説明を聞いて自分に合うプランがどれか考えましょう。
保証期間とアフターメンテナンス
最後に施工に対する保証年数やアフターメンテナンスについてです。
対応がしっかりしている業者は工事をして終わりではなく、工事が終わった後のことも丁寧に対応してくれます。
保証の条件やアフターメンテナンスは何年先まで対応してくれるのか確認し、書面をもらうよにしましょう。
保証は口約束ではなく、書面でもらえるのか必ず確認をしましょう。言った言わないのトラブルは非常に多いので、慎重すぎるくらいがちょうどです。
外壁塗装の見積もりの有効期限は1~2ヶ月
一般的な見積書の有効期限は1ヶ月~2ヶ月程度です。
この有効期限は建物の劣化状況の変化や材料費の高騰などのリスクを踏まえて設定されています。
外壁や屋根は劣化しだしてからの進行スピードが早いので、季節が移り替わった頃には状況が変わっている可能性があります。
しかし、見積もりの有効期限が1週間以内や3日以内などという場合はあなたを焦らせて考える時間を与えないようにしていると考えらます。
その場合「キャンペーン」や「足場代無料」などと大幅値引きでお得になるからと期限を区切られる傾向にあります。
冷静な判断をするために回答を急がさてたとしても、相手のペースにのまれないようにしましょう。
現役時代の筆者の見積もり時間の内訳
最後に元営業マンの筆者が実際にどれぐらい時間をかけて見積書を作成していたかご紹介します。参考になれば幸いです。
現地調査の時間分配

合計で約1時間半は毎回時間をかけていました。
特に塗り面積は見積金額に大きく影響するので正確に丁寧にするように心がけます。
その他のシーリングや付帯部分は1件1件個数や窓の大きさ、目地の本数がバラバラなので数え間違いがないように2回チェックするようにしていたので
そこそこ時間を使っています。私は心配症なのでダブルチェックは必ずしていました。
次に一番時間を費やしていたのはお客様の話を聞く時間です。
見積もりにお客様の要望を反映するため、なるべく細かいところまで質問をしていました。
見積もり提出までの時間

関係業者の協力が必要な場合は、連絡待ちの期間があったりするので1週間ほど時間がかかります。
見積書と提案書は現地調査の時にしっかり時間をかけて調査しているので合計で2時間ほどで作成できていました。
それでも2時間はかかるのでとてもじゃありませんが現地調査の時、現場でそのまま見積書を渡すなんて到底できませんでした。
見積書にかかる時間についてのまとめ
外壁塗装の見積もりには調査に2時間、提出までに約1週間がかかります。
塗装以外にも工事が必要な場合は時間がかかるので気長に待ちましょう。
しかし、2~3週間待っても見積書がもらえない場合は遅すぎるので検討から外してしまった方がいいでしょう。
また、見積書のクオリティーも丁寧に作られているかどうかもしっかりチェックしましょう!